学科長挨拶
金融と経営に係るリスクのマネジメント教育・研究を行っています
科学技術の発展によって私たちは豊かで快適な生活を送れるようになってきました。しかし、一方で、世の中の様々な出来事がお互いに複雑に関連しあい、将来を予測して対策を取ることが非常に難しくなっております。そこには様々なリスクが潜んでおり、それらが様々な不安や損失に繋がっています。そのような世の中で望みの成果を得るためには、リスクを予見し、それをある時は避け、またある時は受け容れながら、変化を恐れずに夢にチャレンジすることも必要です。
2009年4月に開設された本学科では、金融や経営においてリスクが立ち現れる原因を理解したうえで,対策を検討・立案できる人材を育成することを目的としています。具体的に、企業などの活動に必要となる資金の調達や投資・資産運用、情報や通信における安全確保、生産・生活などにおける事故の防止、環境の保全などに関する教育・研究をしています。
現在、社会における「安全・安心」を求める声が高まっており、科学技術基本計画においても「安全・安心で質の高い生活の出来る国」が掲げられています。本学科はこのような社会要請に応え、金融と経営に係るリスクのマネジメント教育を通じて、安心・安全で豊かな社会作りに貢献できる人材を育てていきたいと考えています。