金融分野
資金調達、資産運用、企業会計などを学び、お金のスペシャリストになろう!
金融はお金を融通するための学問で、世の中で余っているお金を必要とする処へ回し、経済システムの血液である資金をスムーズに循環させる役割を果たし、現代社会の欠かせない存在となっています。
企業の拡大や新規事業の開拓などに伴い資金不足問題が常に存在し、必要な資金をどう調達するかは多くの企業にとって重要な課題です。また、銀行のように巨額な資金が集まり、これらの資金をどう運用し利益を出すかも金融機関のみならず、民間企業にとっても関心の高いテーマです。本分野では資金調達と資産運用を専門的に学び、最適な資金調達と資産運用方法を身に付けます。お金を動かすときには、必ず金融リスクが付き纏われ、金融リスクを如何に管理するかは1つの関心の高いテーマです。本分野では分散投資やデリバティブによるリスクヘッジ方法や技術を学び、金融リスク管理をしっかり行うために知識やノウハウを身に付けます。
金融分野で勉強した学生の就職先として、銀行・証券・保険といった金融機関は勿論のこと、民間企業や国・地方自治体の財務・経理・会計部門が考えられます。
徐 春暉 教授 自己紹介 研究室HP
安藤 雅和 教授 自己紹介 研究室HP
喜多村 正仁 准教授 自己紹介 研究室HP
情報分野
PCやスマホへの不正アクセスやウイルス侵入を防ごう
インターネットの普及は、便利さと危険性を高めています。個人の利用するPCやスマホなど日常生活に不可欠になっていますが、大事な情報が盗まれたり、かってに公開されては、大問題です。また、企業や社会では、サーバー攻撃により大きな被害をこうむる危険性があり、これらを防ぐ対応をしっかり取る必要があります。
情報分野を勉強した学生の就職先として、ソフトウェアおよびシステム開発企業の開発・運用部門のリスク管理者、企業のシステム部門のリスクマネージャーやクライアント企業のリスクマネジメントを行うITコンサルタントなどがあります。
角田 仁 教授 自己紹介 研究室HP
五郎丸 秀樹 教授 自己紹介 研究室HP
生産分野
リスクにチャレンジ ものづくり大国日本
私たちの生活は、技術の進歩のおかげで豊かになっています。新しい技術の開発にはリスクが伴い、その技術を製品にするには、安定的な資源やエネルギーの確保が不可欠です。更に、これらの製品の安全性に真剣に向き合っていくことが、極めて重要です。
資源やエネルギー源を持たない日本は、技術力の向上により国力を増強し、ものづくり大国となっています。自動車やスマートフォンなどの製品を世の中に提供するためには、材料となる資源やエネルギーを安定的に海外から調達し、技術開発の失敗を恐れずリスクにチャレンジしていくことが求められます。併せて、企業は、利潤を追求するだけではなく、消費者や社会に対して良いものを作って提供していく義務があり、その製品が安全に使われることを追及していく必要があります。新しい製品が世の中で普及するために求められる、資源・エネルギーの確保及び技術開発におけるチャレンジの在り方や、製品の開発・製造の段階から市場に至るまでのリスクについて、知識を身に着けるとともに、自ら考える力を養います。
将来の就職先としては、企業の企画部門をはじめとして商品開発・リスク管理・安全管理・品質管理・評価などの部門や、商社・サービス業における調達・販売・管理部門、自治体などの公務員としての活躍が期待されます。
越山 健彦 教授 自己紹介 研究室HP
山崎 晃 教授 自己紹介 研究室HP
生活分野
自分の身を守る。社会の安全を守る。経営を守るマネジメント
2012年5月に利根川の水から有毒なホルムアルデヒドが検出され、千葉県北西部では断水になったことがありました。給水車が出動しましたが、あわててコンビニにミネラルウォーターを買いに走った人もいたようです。品切れになったところもあるようです。断水が長引くと、色々と不便なだけでなく、衛生状態が悪化する可能性があります。夏の暑い時期だと高齢の方は熱中症になるかもしれません。 では、どのようになれば断水にすれば良いのでしょうか。あるいは断水を解除するのはどうなったときが良いのでしょうか。断水が解除になったからといって水道の水を飲んでも絶対に大丈夫なのでしょうか。水道水が安全なのか危険なのか、その情報をどのように伝えればよいでしょうか。伝え方によっては人々の行動に違いが出てくるかもしれません。技術だけでなく、環境や医学の知識、そして心理学の知見などを総動員して考えなければなりません。 民間企業にとっても、提供する製品やサービスによって事故などが起きると、その対応によっては市場から排除されてしまうかもしれません。市場から拒否されれば企業は存続できません。人々の生活に関わるリスクを考えることは、あらゆる組織のマネジメントの基本になります。
生活分野で勉強した学生の就職先として、企業の環境部門の環境管理マネージャー、地方自治体の災害対策部門などの行政企画担当者や食品メーカーの工場(製造部門)の生産管理技術者などがあります。