喜多村 正仁 准教授
「金融の学習を通して柔軟な思考力と社会への洞察力を身につけ、日本経済および世界経済に貢献しよう」
朝起きてから夜寝るまで、私たちは、食べたり飲んだり、服を買ったり、電車やクルマで移動したりします。
そういった日常の何気ない行動ひとつひとつを見えないところで支えているのが金融です。
一方、巨額の資金が、国境も通貨の違いも、わけもなく瞬時に飛び越え、多種多様に形を変え、
巨大なビジネスを動かしている。それも金融の姿です。金融を学ぶことは、世の中の大小さまざまなお金の
流れを学ぶことであり、ひいては社会全体を見通すことにつながるのです。また、人間の活動のすみずみにまで
金融の仕組みが浸透しているからこそ、そのリスクが制御できなくなれば社会は大混乱に陥ります。
金融リスクの研究は、安定した社会を構築するために不可欠です。
まずは土台作りのため、金融分野の諸理論を基礎からきっちり学びます。加えて、経済学や確率統計学、
意思決定理論、論理的思考法など、金融の研究者あるいは実務家になるために必要な知識も身につけていきます。
実は、これらの能力は、どのような仕事をする上でも強力な武器となります。はじめは難しくても、
一歩一歩力をつけていき、日本さらには世界の舞台で活躍したいみなさんをお待ちしています。
略歴
東京工業大学大学院社会理工学研究科価値システム専攻博士後期課程修了、博士(理学)。日本生命保険相互会社勤務、日本学術振興会特別研究員を経て、平成25年9月から現職
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