千葉工業大学 社会システム科学部 金融・経営リスク科学科

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座談会に参加してくれた皆さん

長谷川さん(証券SE)

佐々木君(SE)

西村君(警察官)

中島君(大学院)

大坂君(銀行)

一期生との座談会

 金融・経営リスク科学科の生の様子を語ってもらうため、一期生(2013年3月卒業)との座談会を企画しました。 休日にもかかわらず、呼びかけに対して二つ返事で引き受けてくれて、5人の一期生が集まってくれました。

徐先生:お休みの中、集まってくれて、ありがとう。高校生の皆さんに学科のイメージをつかんでもらえるようなメッセージを伝えられるよう、 よろしくお願いします。

Q:この学科を選んだ理由を教えてください。

座談会1

長谷川さん:両親が新学科できるよと案内を見せてくれて、興味をもちました。家から近い大学だし、 ちょっと目新しい名前から魅力を感じました。

佐々木君:人数が少ない方が友人とコミュニケーションもとりやすく、 すぐに仲良しになれそうだったことでしょうか。「リスク」という言葉が新鮮に感じたこともあります。

西村君: 大学に入ったら情報の勉強をしたいと思っていました。高校の進路担当部署で本学の募集情報を知り、 本学の入試広報課を通じて見学のアレンジをしていただいた際に、 当時の学科長の柴田先生から「リスク」について学ぶ学科の話を聞かせていただき、魅力を感じて決めました。

徐先生:そして今では、念願の警察の仕事をしているんだよね。

座談会2

中島君:両親からの紹介がきっかけです。高専に通っていて、3年の途中で高卒資格をとりました。 元が理系ですが、大学でそのまま理系に行くのは気が進まない部分がありました。かといって、がっちり文系というのも抵抗があり、 本学科は文理融合ということをうたっていて、いけそうかなと。技術者や研究者まではいかないけれど、文系ではないという感じですね。

大坂君:私は銀行員になりたかったので、「金融」という言葉に魅かれました。家からも近かったので、 部活動とかアルバイトにも時間が割けると思い、選びました。

徐先生:銀行に行きたいというのは高校の頃から希望していたのですね。

徐先生:ご両親からみた感想はどうでしょう?

長谷川さん:卒業式では総代をさせてもらい、親も喜んでくれています。

大坂君:自分が楽しそうにしていたので、親はそれをくみ取って、 親から見たら行かせて良かったと思ってくれているようです。

西村君:卒業時はPPA会長賞もいただいて、親には良かったと 思ってもらえていると思います。

佐々木君:自分の場合は、放任主義で、親には自立を求められ、全部任されてきたので、 自分ですべて決めました。

中島君:自分の親は、自分たちが働いている間は、と理解を示してくれています。 修士課程修了後は就職を考えていますが、博士課程への進学も勧められています。

Q:4年間を通して学科についての印象を自由に語ってください。

座談会2

佐々木君:先生との距離が近いということですね。

西村君:みんな仲良しということでしょうか。そして、 学科の先生に支えられながら過ごせたと思っていて、先生やみんなのおかげで本当に楽しかったです。

大坂君:困ったことを先生にすぐ相談したり質問できるような環境だったなと。

長谷川さん:気軽に先生のところに行けたり、研究室でパーティーとか、色々・・・。

山崎先生:中島君は大学院に進学しているけれど、学部時代はどうだった?

中島君:卒論のテーマを、指導教官の先生と相談しながら、 自分の興味があることを選べることが良かったです。自分の興味をうまく尊重してくれて、 「リスク」に関連することであれば応えてもらえて。

安藤先生:研究室間の自由な行き来ができるのもいいよね。

徐先生:学科の研究室の場所がほぼ同じフロアだったり、上下のフロアで非常に距離的に近いのも良いよね。

山崎先生:ここはちょっと、という点はないかな?

西村君:学科に対しては特にないですね。 毎日が先生方に恵まれて楽しかったので。 それだけ何も考えてなかったのかもしれないけれど(笑)。

Q:学科に限らず大学生活で楽しかったことは何ですか?

座談会2

西村君:部活も楽しかったのですが、結局思い出すのは授業のことですね。○○先生によく怒られたなあ、とか。 授業を楽しかったと思えるのは、やっぱり良い友達がいたということもあったと思います。みんながいたから楽しかった。すぐ近くに仲間がいた。 3年次に進級したときに懇親会を開いてもらったのも良い思い出です。そんなに3年に進級することがすごいのか、と思っちゃったけれど(笑)。

徐先生:ゼミ合宿の思い出は?

西村君:御宿(大学の研修施設)の合宿も覚えてますよ。 勉強だけでなく、皆でバーべキューしたり、海に行ったり、花火したり。

長谷川さん:合宿以外も、少人数だったので、協力し合いながら皆で仲良くてできて良かったですね。

大坂君: 分からないことがあると、わかっている学生がすぐ近くにいたので、すぐに聞けて。 勉強自体も楽しかったです。卒論は、書いている当時は辛いなと思ったけれど、 社会人になって思うのは、「やって良かった」ですね。 国際会議で英語で研究発表をしたのも貴重な経験でした。緊張しましたが、無事発表を終えられて、とても印象に残っています。

山崎先生:もう一回大学生活をするとしたら何をしたい?

大坂君:大学生活に満足していたので、もう一度同じように充実した大学生活をしたいです。 楽しく良い時間を過ごせたと思っていますので。

西村君:同じメンバーだったら、絶対もう一回大学生をやってみたいです。

中島君:1・2年生のときに、もうちょっと勉強しておけばよかったと思いましたね。

山崎先生:あの時もうちょっとやっていれば、って一生思い続けることだから、今を頑張ることが大事だよね。

西村君:卒論を書いてるときに、特にそう思ったよね。3年生になってから、 いろいろ意識して勉強に力を入れ始めたんだけど。1年生のころは入学したばかりだし、まだ就職は先かなってことで 実感がわかない感じでした。 ついこの前まで高校生だったから、ぴんとこないというか。

徐先生:1年生のころから就職まで考えて勉強するということは難しいかもしれないけど、在学生には、 1年生から就職を意識するように働きかけているよ。

Q:学科で学んだことが就職先や今後の人生で役立ちそうですか?

座談会2

大坂君:フィナンシャルプランナーの資格試験なども受けるので、言葉も理解できるし、 大学で勉強したことが何度も出てくるので、金融の分野では活かせてます。

長谷川さん:1・2年で情報の勉強もしていたので、今のSEの仕事にプラスになっています。 証券外務員の資格取得も必要で、金融の勉強は役立ってますね。同じ部署に、都銀系証券会社に出向した人もいるので、 その場合はさらに活かせるのかなと思います。

佐々木君:最近、会計システムに関与しているので、大学で学んだことが結構出てくるので助かっています。

西村君:まだ配属されたばかりで、今の私の仕事では直接役立つということは少ないのですが、 サイバー関係への配属希望を出しています。サイバー関連の業務は少なからずありますので。

Q:最後に高校生へのメッセージをお願いします。

中島君:いろいろやってみてから将来を決めるのもいいんじゃない、 ということでしょうか。 この学科は、自分の興味に応じて「リスク」についていろいろ学べるので、 まだ、やりたいことが明確でない人には良いのでは。

西村君:何がやりたいかとか、まだ分からない人がたくさんいると思うけど、 この学科は、金融・情報・生産・生活と4分野を勉強できて、3年生で深堀りするものを決めるシステム。一つに縛られず、自分のやりたいことを探せ、 いろんな仕事の可能性を選べます。自分のやりたいことの見つかっていない人ほど、いろいろ知ることができると思います。個人的な話をすると、 自分は警察官を目標とする中で、他の仕事に関連することについても知ることが出来たし、自分の将来を考える上で、 ベースを作ってくれる学科だと思います。こういう学科の特性について知ってもらって、是非この学科で、 「リスク」の勉強をして、意義ある大学生活を体験してもらえたらと思います。

徐先生:決まった進路の目標のある人は、そのまま目指せるし、そうでない人は、4分野の勉強をしながら進路を選んでもらうこともできるよね。

西村君:卒業の際に思ったのですが、同じ学科に入ったのに就職先の職種が幅広い。 様々な分野に進んでいるので、数年後に仲間に会う時が楽しみですね。

佐々木君:最初は公務員を目指していたのですが、システムを作ったり関わったりする 仕事にも興味があってこちらを選びました。仕事はとても楽しいですね。

大坂君:銀行に勤めていますので、今いろんな企業の人と仕事上関わります。 例えばエネルギー関係の方であったり、生産や生活関係の企業の方だったり。そういう人たちと接する際に、 狭い分野の経営学だけを専門としていたら分からなかったことも、 本学科で「リスク」という観点から多くの分野について 色々と勉強出来た上で今があるので、とても活きています。仕事相手のことが理解しやすくなった、 イメージを持ち易くなったということがあります。金融を目指している人にとっても、いろんな見方が養われ、 優れた素晴らしい環境なので、お勧めしたいです。ぜひ本学科から金融分野を目指す学生が増えてくれたらと思います。

徐先生:社会では様々な事柄が関わっているので、「リスク」について基礎的・基本的なことを しっかり勉強できることは重要だよね。在学生にも興味のある分野だけでなく周辺の分野にも 理解を深めてもらえればと思います。卒業生の皆さんを見て、やはりそうした勉強の成果を 役立ててもらえているようで、とても安心しました。

高木先生:女子高校生の向けてのメッセージは?

長谷川さん:女子学生は多くはないので、 入学式のときは、びっくりしたけれど、 その分女子学生の間の団結力は強いですね。男子学生とも仲良くなれたし、 男子学生が女子学生に対して優しくて居心地は悪くなかったですね。 あと、先生たちにもとっても優しくしてもらいました(笑)。

徐先生:本日は、お休みの中、貴重な話を聞かせてくれて、ありがとう。また、こういう機会を作りたいですね。

座談会2
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