千葉工業大学 社会システム科学部 金融・経営リスク科学科

お問い合わせ

社会システム科学入門・グループワークに関する座談会

金融・経営リスク科学科では、1年生の前期に、約10人でグループを作り、グループワークを例年実施しています。グループワークは、大学での研究の入口に立っていることを体感してもらいつつ、友達作りのきっかけになることも期待して行っているものです。ディズニーシーでの現地調査も行い、笑いあり、涙あり(?)の活動を終えて、率直な感想を述べてもらうために座談会を企画しました。講義終了後の遅い時間にも関わらず、14名が集まってくれました。

【座談会に参加してくれた皆さん】

奥村君, 石川君, 中村君, 島田君, 阿部さん, 戸田君, 荒木さん, 木曽君, 曽我君, 大西君, 沼澤君, 兼謝名さん, 寺田さん, 木村さん

グループワーク全般の感想

GW座談会1

山崎先生:今日は遅い時間にありがとう。グループワークを終えて思うところがあるのではないかと、 集まっていただきました。まず、グループワークはどうだった?

奥村君:大変でした。特に発表会の前日です。

石川君:前日に風邪でのどが嗄れてしまって。

中村君:1週間前の段階で、十分進んでいなくて、 なかなか思うようにまとまらず焦りました。最後は、自分が頑張るしかないと、というつもりで頑張りました。

島田君:グループ内で、パワーポイントの発表資料やワードの報告書作成など、 うまく分担できたと思います。発表資料の質が高く、おかげで優勝できました。

阿部さん:TA(各グループに付くアドバイス等のための上級生のアシスタント) の方がとても上手く仲を取り持ってくれて、すごく助かりました。おかげでグループ内が打ち解けました。

戸田君:報告書提出直前にデータがすべて消えてしまったので、本当に大変でした。

山崎先生:確かに報告書の提出が遅れてたね。でも、すごく質が高かったよ。

荒木さん:テーマやアイディアを出す人、それを膨らませる人、画像を担当する人、 ワードを担当する人と、うまく分担できました。

戸田君:報告書も章ごとに分担してみんなで書きました。

GW座談会2

山崎先生:ここは良かった、という点は?

島田君:賞品が豪華で良かったです(笑)

木曽君:発表会に臨むに当たって、プレゼンの手順や構成について学べたことは良かったですね。

曽我君:各グループに先生がついてくれたことも良かったです。 何もわからない中で方向性を示してくださったので、大変助かりました。

グループ分けについて

島田君:入学して2日間のオリエンテーションでせっかく仲良くなった友達ができたのに、 グループ分けで別々になってしまい、ちょっと残念でした。

柴田先生:別の友達の輪が広がったというようにも考えられるね。

石川君:入学したばかりで、横のつながりがないので、何か全員でやる企画があっても良いのかも知れません。

沼澤君:グループ内はすぐに仲良くなれますが、グループで固まってしまう傾向は出てしまうので。

戸田君:グループの壁をどうするかが課題でしょうか。2つの企画を同時並行で行い、ひとつはグループ分けで、 もうひとつは全員でやる企画があれば、一層良くなるのではないかと思います。

柴田先生:リーダーはどうやって決めたの?

大西君:立候補しました。

山崎先生:すばらしい。それだけでも一つの誇れることだね。

GW座談会3

柴田先生:1グループ10人は多い?

寺田さん:10人は少し多いように思います。意見を一つにまとめるのが大変なので。

島田君:リーダー一人でまとめられる人数としては、多い気がします。 また、人が余ってしまうことにもつながりますし。

戸田君:6〜7人がちょうどいいのではないかと思います。

山崎先生:友達作りのきっかけとしては、どうだった?

大西君:すごく仲良くなれました。

中村君:メンバーの性格まで良く見えてきましたね。

石川君:グループの中が、何となく2つのチームのようになったのですが、メンバーの個性も見えてきました。

曽我君:話し合いの機会が多かった分、衝突することもありましたね。

木曽君:他人の意見も尊重しながら、自分の意見を主張するという雰囲気を上手く作ることが大事だと思いました。

島田君:グループとしての一体感を出すために、いきなり大きい課題ではなく、まず意見がまとまりやすく、 結論を出しやすい小課題をやってから、ディズニーのような大きい課題に取り組む形にしたらどうでしょうか。

戸田君:1~2回くらいの講義の中で収まる程度の小さい課題のイメージですね。

反省点

GW座談会4

木曽君:一番の反省点は、提出直前でのデータ消失です。

島田君:ぎりぎりまでまとめ切れないグループが多かったように見えたけど、 自分たちのグループは早く対応できていたと思います。

寺田さん:最後まで一人ずついろんなことをしている感じがあって、 ちょっとばらばらした感じはありましたが(笑)、リーダーが頑張ってくれて、パワーポイントにうまくまとめてくれるメンバーがいて、 形になりました。

木村さん:私が一番頑張らなかったです(笑)(「そんなことない」の声)

木曽君:グループ内の仲が良過ぎて、話が脱線しがちで、元に戻すのが大変だったことも。

兼謝名さん:グループ内でどうしても準備がしっかりできている人とそうでない人が出てきて、 発表はグループ全体でやるので、全員がうまくできるようにならないと困るな、と思いました。

柴田先生:来年もう一度やるとしたらどうする?

島田君:個人的にはやり尽くした感がありますが、もう一度やるとしたら、 クオリティを更に上げられると思います。

荒木さん:反省点を活かしてもう一度やるといい経験になると思いました。

木曽君:発表会が終わって、そのままやりっ放しの形になっているので、是非再チャレンジしたいです。

荒木さん:木曽君曰く、終わった後1~2週間はモチベーションが高かったので、 ミニ企画をもうひとつできたかなと思いました。

柴田先生:来年TAやりたい人は?

一同:やります!

今後実施する場合のアドバイス

木曽君:スケジュールを逆算して、計画的に進めることが重要ですね。

戸田君:データのバックアップをしっかり取っておくことでしょうか。データがなくなって、本当に苦労しました。

兼謝名さん:パワーポイントの使い方を教えてあげたいです。

柴田先生:発表時間は短かった?

曽我君:自分としてはちょうど良かったと思います。

木曽君:時間が決められれば、それに合わせて対応が可能だと思います。

兼謝名さん:中間発表があると進み具合を確認できていいと思います。 最後の発表会の直前にバタバタすることがなくなるかなと(笑)

山崎先生:アイディアを盗まれる可能性はあるかもね。

兼謝名さん:そこは、こちらも差し替えでクオリティを上げて。

GW座談会5

柴田先生:来年のテーマは何がいいと思う?

木曽君:東京オリンピックの開会式の構想を練るというのはどうでしょう。 現地調査としては、吉本の劇場や劇団四季の見学に。

兼謝名さん:ディズニーは楽しかったのは間違いないけど、自分たちが思いつくようなことは、 検索すると大体出てきてしまいますね。

石川君:1千メートル超のタワーを作ることを想定して、その周辺をどう開発していくか、 とかはどうでしょう。現地調査としては、スカイツリーに。

戸田君:都内にランドマークを建てて、その周辺に名所を作る、というような。

大学の研究の入口として

GW座談会6

荒木さん:どういう目的・意図でグループワークをするのかをあらかじめ示して欲しかったです。 どういう観点で取り組めばいいかがわからなくて、ちょっと迷いました。何のためにやっているのか、 何のための活動か、ということがはっきりしなくて。

島田君:大学での学問とは、というのが背景にあるのであれば、 そういう意義付けを聞くことによって、一層モチベーションは上がると思います。

柴田先生:それを考えてもらうのもこちらの意図だったんだけどね。そうやって悩むこと自体、すごくいいことなんだよね。

荒木さん:経営的な面を重視したら良いのか、新規性を重視したら良いのか、そのあたりを悩みました。

兼謝名さん:テーマに沿って一生懸命作ったのに、ほかのグループは、 あまりテーマ自体を意識していないようで、その結果、上位にもなれなくてちょっと残念でした。

柴田先生:企画力を評価したかったけど、プレゼンの善し悪しに評価が引っ張られる傾向はあったね。目的は一つではなく、いろいろあるからね。

最後に追加で一言

GW座談会7

兼謝名さん:ディズニーはとっても楽しかったです(笑)

中村君:全体通して楽しかったです。達成感も感じました。

大西君:グループでやるので、みんなに迷惑をかけてはいけないというプレッシャーはありました。

荒木さん:達成感を感じられて、気持ち良かったです。終わって、解放感があったのも事実です。

木曽君:達成感があるので、1~2週間後なら、もう一つできたかも、と思います。

学科全体について

曽我君:人数が少ない分、先生の目が届くし、学生同士も顔がわかります。

荒木さん:学科が新しいので、あまり知られていなくて、いろいろできて面白いのに、 もったいないです。いい意味で、学べる分野がいろいろ広いと思います。

寺田さん:毎日が楽しいです。割と忙しいですが。

木曽君:会社を作ろうかなと思ってます。友達が畑を持っているので、 アグリビジネスを。食糧販売と食べられない部分はバイオ燃料にして。学科での学習が役立ちそうです。

石川君:リスクについて、いろいろ学べますね。 自分も、会社をやらないかと、友達から誘われています。

島田君:リスクをしっかり勉強する学科なので、学科の名前に違和感があります。 いい意味で、広くリスクを勉強する学科です。

戸田君:ホームページは見やすかったです。

島田君:ホームページは抽象的な内容だけでなく、 こういった実態のわかる特集があると雰囲気が伝わりやすくていいと思います。

山崎先生:この座談会も、まさにそういう思いからだね(笑)

和気藹々と、あっという間に2時間近くが経過する、とても楽しい座談会になりました。参加いただいた皆さん、ありがとうございました。

GW座談会
Pagetop